ほとんど水と混ざっている
ほとんどのものは水と混ざった状態で存在しています。
そのため水と粒子(個体・液体・気体)が混ざるとどうなるのかをみていきましょう。
水は水素結合している
水は水分子H₂Oが水素結合しています。
水分子は、分子なのでもちろん、共有結合です。
電子をお互いに共有するのですが、O原子の方が、電子をひきつける力が強いので、(プラス電荷が強いから)電子はどちらかというと、O原子の方の軌道にいる時間が長くなります。
するとO原子はマイナスに帯電し、H原子はプラスに帯電します。
イオン結合に似ていますが、そこまでの力ではありません。
そのため、ゆるっと、H原子は周囲のO原子と引き付き合い、液体を形成しているのです。(個体になるほどではない)
このように水は水素結合という特殊な結合をしています。
真の溶液
水に粒子を混ぜ、水分子と同じような大きさの粒子でしたら、均一に混ざり合います。これを「真の溶液」といいます。
コロイド溶液
水分子より大きな粒子が混ざった場合は、少し変わったことが起きます。
チンダル現象 光の通り路
コロイド溶液に光を当てると、光を散乱させ、光の通り道をみることができます。これをチンダル現象と言います。
私たちは、光を直接見ているのではなく、光の反射を光と感じています。(反射した光が目に入ってはじめて見ることができる)
大きい粒子が光を散乱してくれるわけです。