※この講座は理論化学特急丸わかり講座を受講した後に読んでください。
また分からないところがある場合は 酸化還元反応 最も身近な化学反応~理論化学超特急丸わかり講座⑨をご参照下さい。
酸化還元の反応式と酸化数
反応式 :酸化還元反応などの化学反応の様子を式で表したもの
反応式(化学反応式)は酸化還元反応などの化学反応の様子を式で表したものです。
反応式の係数は、物質量(mol)の関係を表しています。
化学反応式の係数は、物質量(mol)の関係を表しています。
イオン反応式:イオンが関係する反応で、反応に関係するイオンだけで表した反応式
イオンが関係する反応で、反応に関係するイオンだけで表した反応式を「イオン反応式」といいます。
単体とは一つの元素でできたもの
単体とは一つの元素でできたものです。
化合物とは2種類以上の元素でできたもの
化合物とは2種類以上の元素でできたものです。
酸化還元の酸化数
酸化還元の酸化数は、電子を奪われた個数でしたね。
求め方につコツがありますので見ていきましょう。
酸化数の求め方は6つ
①単体中の原子の酸素数は0
②化合物中のHの酸化数は+1,Oの酸化数は-2
③化合物をつくっている原子の酸化数の合計は0
④1つの原子からできている単原子イオンの酸化数は、イオンの電荷と同じ
⑤2つ以上の原子からできている多原子イオンの酸化数の合計は、イオンの電荷と同じ
⑥化合物中のアルカリ金属の酸化数は+1,アルカリ土類金属の酸化数は+2
酸化還元反応の見つけ方
酸化還元反応の見分け方は3つあります。
①単体があれば、酸化還元反応
②酸と塩基の中和反応は、酸化還元反応ではない。
③酸化数が増減している反応は、酸化還元反応。
酸化剤として覚えるもの
濃からは2、希からは1
濃硫酸H₂SO₄→SO₂
濃硝酸HNO₃ →NO₂
希硝酸HNO₃→NO₁
ニクロム酸は2クロム3
ニクロム酸イオンCr₂O₇²⁻→2Cr³⁺
ハロゲン単体 Cl₂ Br₂ I₂
Cl₂+2e⁻→2Cl⁻
過マンガン酸イオンMnO₄⁻
MnO₄⁻→Mn²⁺
還元剤として覚えるもの 硫化水素H₂S シュウ酸H₂C₂O₄
H₂S→S
H₂C₂O₄→CO₂